歯ぎしり・食いしばり
歯ぎしりや食いしばりには、3つのタイプがあります。いずれも自覚しにくいものですが、歯のすり減り方や舌にできる跡などで診断することが可能です。特に食いしばりは、どの状況で起きているかを意識するだけで改善することもあります。
グラインディング
上下の歯を擦り合わせる行為を言います。就寝中に多く見られ、歯の表面をすり減らす原因になります。
クレンチング
上下の歯を強く噛みしめる行為で、特に集中時やストレスを感じているときに起こりやすいです。顎に大きな負担がかかり、頭痛や肩こりの原因になることもあるため、注意が必要です。
タッピング
歯をカチカチと鳴らすタイプで、短時間繰り返します。
歯ぎしり・食いしばりから歯を守る「マウスピース」
歯ぎしりや食いしばりが原因で、特定の部位に過度な力がかかると、歯や顎関節だけでなく、肩や首にも悪影響を及ぼすことがあります。放置することで、歯の欠けや顎関節症を引き起こし、全身の不調に繋がるため、早期の対処が必要です。当院は、患者さんのお口にぴったり合った樹脂製のマウスピースを提供しています。これにより、顎を正しい位置に保ち、筋肉の緊張を和らげることで、歯や歯ぐきを守ります。症状に適したタイプのマウスピースを就寝時に装着することで、効果的な保護が期待できます。
スポーツマウスピース
スポーツでの怪我防止に役立つスポーツマウスピースは、接触による衝撃や力を入れた際の歯や顎へのダメージを防ぎます。格闘技やラグビーなどのスポーツでは着用が義務付けられており、サッカーや野球などの競技でもパフォーマンス向上を目的に使われる選手が増えています。 当院では、競技の特性や選手の状態に合わせたオーダーメイドのマウスピースを提供しています。適切に作られたスポーツマウスピースを装着することで、衝撃から歯と顎を守るだけでなく、集中力の向上やケガ予防にも貢献します。