- できるだけ痛みの少ない安心できる治療を目指して
- 可能な限り削らない精密歯科治療の提供
- 他院で「神経を抜きましょう」と言われた方へ
- 歯髄温存療法のメリット
- MTAセメントによる歯髄温存
- むし歯の進行と治療方法
- むし歯にならないためのサポート
できるだけ痛みの少ない安心できる治療を目指して
患者さんが「自分の歯で食事を楽しみ続けられる」よう、可能な限り、歯を削らず、抜かない治療を重視しています。治療前には患者さんとの丁寧なカウンセリングを行います。口腔や体の状態、治療へのご希望など、どのようなことでもご相談ください。費用や治療法に関するご不安も、遠慮なくお尋ねいただけます。
可能な限り削らない精密歯科治療の提供
当院では、ネクストビジョンという最先端の高倍率マイクロスコープを使用しています。80倍までの拡大視野で、肉眼では見逃しがちな細部までしっかり確認可能です。歯面や根管の内部まで正確に捉え、ミスのない精密な治療を実現します。この技術により、むし歯の進行状況に応じた的確な判断ができ、不要な歯の切削を最小限に抑えます。
メリット
低侵襲治療が可能
拡大視野下での治療が可能なため、天然歯をできるだけ削らずに残すことができます。歯の寿命を長く保ちながら、痛みの少ない低侵襲治療を提供します。また、治療の正確性が向上することで、患者さんの負担も軽減されます。
他院で「神経を抜きましょう」と言われた方へ
他院で「神経を抜くしかない」と言われた大きなむし歯でも、精密検査の結果、神経を温存できる可能性があります。神経を残すことで、歯がもろくなりにくく、感覚を失わずに済みます。このように神経を維持することで、歯の寿命を長く保つことが期待できます。神経を残す治療が可能かどうかは、患者さんごとに異なるため、一度当院でご相談ください。自然な歯の状態を保つことを最優先に、可能な限り神経を温存する方法をご提案いたします。
歯髄温存療法のメリット
歯の強度を保持
神経を残すことで、歯の根がもろくなるリスクを減らし、歯の耐久性を保てます。根が弱くなって割れたり折れたりすることを防ぎ、歯の寿命を延ばします。
温度感覚を維持
神経を保存することで、温かいものや冷たいものへの自然な感覚が維持されます。これにより、食事の楽しみが失われることなく、日常生活を快適に過ごせます。
歯の変色を防ぐ
むし歯治療で神経を除去すると、歯が変色しやすくなりますが、神経を残す治療ではそのリスクを回避できます。自然な歯の色を保ち、美しい口元を維持します。
MTAセメントによる歯髄温存
むし歯が神経に達するケースでも神経をできるだけ保存するために、MTAセメントを用いた歯髄温存療法を積極的に採用しています。MTAセメントは、患者さんの歯の健康を長期的に維持するうえで大変有効です。MTAセメント(Mineral Trioxide Aggregate)は、もともと歯科の根管治療で使用されていた材料ですが、近年では神経(歯髄)の温存に高い効果を示すことが明らかになっています。このセメントは、水分を吸収して固まり、強力な殺菌効果と同時に、歯髄の保護と再生を促進する能力を持っています。これにより、神経がダメージを受けた歯でも抜髄(神経を抜くこと)を回避できるケースが増えています。
むし歯の進行と治療方法
進行段階 | 症状 | 治療法 |
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C0【ごく初期のむし歯】 |
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C1【エナメル質のむし歯】 |
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C2【象牙質のむし歯】 |
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C3【神経まで達したむし歯】 |
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C4【歯根まで達したむし歯】 |
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むし歯にならないためのサポート
むし歯は、日常のブラッシングが行き届かない箇所から始まります。当院では、奥歯や歯間のチェックを丁寧に行い、ブラッシング指導を通じて正しいケア方法をお伝えします。さらに、歯間ブラシやフロスの使用方法も歯科衛生士が丁寧に指導いたします。患者さんがご自身でケアを続けられるようにサポートし、定期的なクリーニングと検診を通じて、健康な口腔環境を維持するお手伝いをいたします。